知らないからできる 既成概念を覆す「0(ゼロ)ベース思考」

[購入動機]

 2018年11月に転職をし、新たな職場で働き出したが、前職で得た知識や経験をベースに考える場面が多々あります。それは、悪いことではなく、これまで培ってきた知識や経験を活かすことは重要ではあると思っています。ただし、これまでと全く違う考え方やルールを受け入れ、また、これまでの既成概念に囚われない思考が必要だと思っています。

 そこで、プロジェクトを推進する上で、マネジメントする上で、既成概念を覆す思考法について、理解を得たく本書を購入しました。

 

[気づき]

 本書では一見冴えない中年おじさんケイと、就職して2年経過した若手女性サラが、数々の困に立ち向かい、これまでの考え方や概念を覆し、プロジェクトを成功に導く物語で、実際にあった話をベースに、小説として描き下ろしています。

 進捗が大幅に遅れているPJにおいては、メンバー全員を招集し、メンバー自らがPJ目標を設定するようファシリテートすることで、メンバーの自覚とモチベーションを上げることに始まり、タスクに関しても、電車に乗って目的地に向かう前に後ろから逆算して準備や家を出る時間などの予定を立てるように、前方積み上げるのではなく、逆算してタスクを洗い出すことで、納期に間に合うWBSを組み立て直すことをします。

 また、進捗会議においては、動かしようのない過去の実績にとらわれるのはなく、動かすことができる未来に対し、遅れをどうリカバリしてくかに焦点をあてていきます。また、「問題ないか」と質問するのではなく、「問題があるとしたらなに?」と質問することで、問題意識をもたせる手法をとり、さらに、「何か助けられることはないか?」と質問することで、チームワークを強めるとともに、助けを求め他メンバーの主体性と責任感を作り上げていく手法を取ります。

 上記は、これまで私が行っていた進捗会議とは全く異なり、簡単に思いつくようで、衝撃的な内容でした。

 

[今後]

 上記、マネジメント手法を実践してみようと思います。

 また、物語の中で、数々の困難を、嫌とは思わずむしろエキサイティングと捉え、ワクワクしながらチャレンジしていく姿勢は、非常に刺激となりました。

 自身の仕事においても、これまで経験したことないことや、様々な困難が降りかかることもあるかと思いますが、本書の内容を思い出し、困難に対しても、楽しみながらチャレンジしていこうと思います。

 

 

知らないからできる  既成概念を覆す「0(ゼロ)ベース思考」

知らないからできる 既成概念を覆す「0(ゼロ)ベース思考」